学校に潜む危険な場所を察知!?【紅白幕設置用フックの取り付け】
学校には多様な用途に使用される施設があり、代表的なものは体育館です。普段は体育の授業や部活で使用されていますが、発表会や式典などの場所としても使用されます。このような多目的施設に潜んでいた危険についてお伝えします。
ある学校様では、体育館の壁面(高さにすると床から2mくらいの位置)に、式典で使用する紅白幕の紐を引っ掛けるためのボルトがむき出しのまま突出していました。何気なく見ていると気が付きませんが、体育館の利用シーンを考えると、スポーツしている時にジャンプをすると簡単に届く位置で、ぶつかれば大けがにつながる可能性もあります。
すぐに学校様にご報告とともに、以下のようなご提案をしました。施設の性格上、紅白幕を設置するためのものは必要ですが、生徒様の安全を確保する必要があります。
① 使うときだけ引っ掛けられるフックが出てきて、使わないときは収納できるもの
② フックが紅白幕の重さに耐えられるもの
③ 壁面との色合いがマッチするもの
④ 使いやすいもの
⑤ コスト負荷を抑えたもの
これらのことを踏まえて折り畳み式収納フックをご提案し、すぐに了承が得られました。
また、取付け工事のときに実際に紅白幕を取り付ける先生に『どのようなことが気になりますか?』と伺うと、『紅白幕は横の長さが違うものが何種類かあるから、取付ける順番ごとにフックの位置を調整してほしい。』との情報が得られました。確かに!!
壁面の素材は木質とコンクリートの2パターンです。それぞれに合った色合いのものを取り付けます。高さと間隔を測り木質用ネジで固定を行いました。コンクリートにはドリルで穴をあけ、コンクリート用ネジで固定しました。
私たちは、実際に使用される生徒さんや先生方などの利用シーンを想像しながら、現地の状況に合わせて工事を行います。これは「まなびや」の施設管理に特化して、学校という施設の特性を理解しているから可能なことでもあります。
その学校様では無事に取付けが終了し、運用を開始しています!
2021年02月10日 09:22