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いつどうやってやればいいのか??【屋上防水工事】

屋上防水1
 屋上防水は学校の施設管理において非常に大事なもので、防水層の劣化は雨漏りの原因に直結しますから計画的に実行したいものです。
 
 通常10年から15年程度でメンテナンスをする必要がありますが、コスト負荷の高い工事になるのでついつい20年以上経過してしまうことが多いのです。防水層のダメージが大きくなってからの工事は、全体的に下地からやり直さなければならなくなり、結局計画どおりに実施するよりもコストがかかってしまうこともあります。
 
 学校の施設管理担当者様は、日常的な管理、中期的な管理(1年~3年)、長期的な管理(10年以上)といった様々な時間軸で施設を管理・メンテナンスをしていかなければなりません。もちろん初期の計画はあるかもしれませんが、様々な事情で計画どおりにいかない場合もありますし、何よりも予算が毎回十分に確保できる保証はないはずです。
 
 私どもは、そのような状況を施設管理担当者様と共有し、柔軟に対応していきます。ある学校様の屋上防水工事でも、劣化が激しい状態だったので、私たちが携わった初回の工事は下地からしっかりやり、2回目以降は5年ごとに傷みやすい部分の補修を行い、防水層の一番上の部分のみの塗装(トップコート)をしていくことを提案しました。
 
 つまり劣化は防水の表層から始まるので、被膜内部にまで劣化が進む前に表層保護塗装を行い、延命措置をとっていきましょうという提案です。これにより劣化の進行抑制ができ、何よりもコスト負荷を下げることが可能になります。
 
 さて、これだけではありません。当然学校施設は何棟もありますからそれぞれ状況は違います。下地からやり直す方がよい建物もあれば、施設管理担当者様の立場からすれば防水層表面は劣化し始めているが、下地までやり直す必要はないのではないかと思う建物もあります。
 
 その建物は、前回施工時期から12年経過していましたが、運よく亀裂がなかったので排水口周りの補修をすればトップコートでいけるという私たちの見立てでした。この見立てをもとに、施設管理担当者様と現場で何度も打ち合わせを重ね、この方針で工事を行うことになりました。ただ、これからも巡回のたびに屋上に目を光らせて、少しでも不具合があれば、次の手を打つ準備を整えておく必要はあります。
 
2021年02月22日 18:07

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